危機と人類
ジャレドダイヤモンドさんの本は面白い。
第三のチンパンジーを読んで、世界を時間も空間も大局的に見る目線に驚かされた。
できることなら弟子入りしたい。
そして、今回読み始めたのが、「危機と人類」。
2019年秋に出版されたもの。
個人の危機対応の術をレンズとして、国家の危機対応を見る。
世界7つの地域の国家的危機を比較し論じていく。
まだ序章だが、これから覚書として記録する。
冒頭の写真では、インドネシアの都心部とスラム街の落差に衝撃を受けた。
どうして国家の指導者たちはこの落差を放置できるのか?本当に疑問。
それとも疑問に思わない人でないと国家指導者にはなれないのか。
あるいは、疑問に思う人がいるならエリート層にあがってくればいい、ということか。
そこには分厚い天井があって、圧倒的に弱者に不利な環境だというのに。
既得権益を崩すというのは至難の技。