日経新聞の相談コーナーを読んで
日経新聞の週末版の中に、ある脚本家さんの相談コーナーがある。
さすが脚本家さん、時代を切り取る目は鋭い。
相談内容は、自治会長を引き受けたものの周囲は協力的ではなく気が重い、というものであった。
それに対して、今の世の中、人々はきれいごとを言うが実がない、と。故に自身の役目を淡々とはたす、と。
なんと端的に時代を表現しているのだろう。
最近は、題名と内容がかけ離れ、ただの隙間を埋めるためだけの文字の羅列のような文が平然と溢れている。
中身の無い表面的で心地よい言葉が好まれる。
平成ありがとう、感動をありがとう、やたらとカタカナ語の羅列、しっかりと考えていかなければならない、などなど、意味不明だ。
その中でたった数文字で時代を切り取っている。
いさぎよいです。
人々が発言することに慣れてきたからであろうか、発言の際は失言に要注意。
失言があろうものなら、しばらくお休みして、引っ込んで無いといけない。
小さな集団でもsnsのような場でもだいたいそんなものかも。
ゆえに、踏み込んだ話なんておちおちできない。
常に相手のストライクゾーンを見極めないと。
なんとも、表面的にはきれいだが、実も進化も刺激もない。
でももし実がある場があるなら自分は行きたいけど